2025のはじまり

2025年を迎えました。2024年は人生で忘れ得ない年でありました。長年勤めた自治体を退職し、人生初となる会社を立ち上げ、いつかいつかと考えていた、人材育成、組織開発、地域支援の仕事に携わらせていただくことが叶いました。

会社としての実績、成果はまだないけれど、人材育成においては、道南は函館、道北は旭川、道東は帯広など、周辺地域の多くの自治体様や、道央に拠点を構える民間企業様を中心に人材育成(研修)に携わらさせていただきました。これまで培ってきた知識と経験をベースに、皆様との対話を通じて共に学びのある空間と時間を過ごすことができました。皆様には大変感謝いたします。ありがとうございました。

地域健康支援においては、後志管内の自治体様を中心に、地域高齢者の皆様への専門人材によるポピュレーションアプローチサービス導入のご提案をさせていただきました。ある自治体様からは、当社がまだ何の実績もない創業間もない会社にもかかわらず、これまで培ってきた実証自治体における過去4年間の地域高齢者の知見や取組み成果を認め理解してくださり、来年4月からの導入実施に向け検討していただいるところです。本当に感謝しかありません。

これらの仕事を通じて、多くの職業人の皆様との対話から特に漏れ聞こえてきていたのが何よりも「人材不足」です。都市部や都市部以外など地域にかかわらず、どの職場に伺っても同様の状況であり、官民問わず人材に関する問題・課題が山積していることを実感しました。時代の潮流に応じた経営と人材育成、組織開発の変化が常に求められている時代にあって、今日までに人材を中心に据えた経営を実行してきたか否かで、現状の姿に差が生じているような気がしてなりません。

当社が事業の中心に据えているのが、人材が加速度的に不足していく札幌市以外の地域での、人材とサービスが一体となった独自サービス提供です。巷で叫ばれている「とにかく人材がいればいい」にとどまらず、これからは「何が不足し、どんなとを実現したいから、こんな人材とサービスが必要」というアプローチがとても大切になります。人材と仕事、働きたい地域、生活してみたい地域、叶えたい働き方、これらの組み合わせのミスマッチを解消し、質の高い人材とサービスの提供を通じて、サービスを受ける側、提供する側がともに幸せだと感じられる、win-winな関係を構築していけるパートナーとなれるよう目指していきます。

2025年は、当社にとって、勝負の年となります。まずは、創業後初の大きな事業のひとつとなる、地域支援サービスについて、サービス提供させていただく地域でしっかりと実績と成果を上げさせていただき、地域で暮らす市民皆様から必要とされるサービスを提供できるよう精進してまいります。同時に、もっともっと多様な地域支援サービスを提供できるよう、当社が必要とするスキルを有し当社の理念や想いに賛同していただける専門人材(理学療法士、作業療法士、看護師、保健師、管理栄養士などなど)を獲得できるようリクルート活動をしていきます。

地域における市民との人間的な関わりを通じ、心身の健康を保ち健康寿命の延伸に必要な予防医学を提供させていただきながら、各々の地域に応じた地域全体の健康コーディネートにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

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